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Clouddeadのメンバーとしても活躍していたOdd Nosdamの2005年作のフルアルバム。これ以前にMushとAnticonから各々1枚づつアルバムをリリースしているので3作目のソロフルアルバムになるのですが、どうやら今作の『Burner』を正式なデビューソロアルバムとしているようです。
多彩なゲストをむかえて制作された今作、歪んだキーボード~ムーグ、チープな打ち込みのビートでこれまで同様にローファイな趣のあるインスト・トラックを作り上げながらも、ノイズ、エフェクト音、ヴォイスサンプルのコラージュなどをレイヤードして、よりファジー&スペーシーになったサウンドを展開。鍵盤楽器~電子音の断片がブレイクビーツの上で飛び交い浮遊する後期Clouddeadを彷佛させるトラック、Lid Hodson、Jessica Bailiffのゲスト女性ヴォーカルの澄んだ美声をフィーチャーしたアンビエント~スペースロック、「Flying Saucer Attack」とまんまなタイトルのノイズ・ドローン垂れ流しトラックなどなど、霧がかった空間のなかでビートと細やかなサンプルが漂うエクスペリメンタルなビートトラックを繰り広げています。1曲1曲ごとのコラボが多く全員がアルバム全体に関わっているわけではないのですが、前述のLid Hodson、Jessica Bailiffの他にも、Dosh、Fog、Why?、Jel、MumのOrvar Smarason、Mike Patton(!)などもゲスト参加しています。全12曲50分収録。