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アセンズの4人組Maseratiの2007年作の3rdフルアルバム。
新ドラマーに!!!~Turning Machine~LCD Soundsystem~Juan MacLeanでもドラムをつとめるJerry Fuchsを迎えて、さらに濃厚なうねりと幻想的なまどろみも兼ね備えた熱気ほとばしるサウンドへとシフトチェンジ。グルーヴィーなベースとシンプルで直線的な展開時でもファンキーな粘着力のある重いドラミング、その重みあるリズムの上でYume BitsuやLanternaを彷彿させるサイケな陶酔の波を作り出すディレイギターフレーズ、ボトムの効いた伸びやかなノイジーギターなどを旋回させていく、サイケ~クラウトロック~プログレなどを消化したギターインスト。これまでも壮大でメロウなサウンドとともに、ダイナミックに荒く突き進むサウンドも聴かせておりましたが、今作はもっとアシッドでヘヴィーサイケな渦が巻いており、流麗さよりも重みと緊張感のある濃密なサウンドを沸き上がらせています。Turning MachineやDel Reyに、Kinskiのサイケ感、そしてJerryがドラムをつとめる他のバンド~アーティストのグルーヴが加わったような1枚です。