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Matt ElliotのツアーメンバーやMovietoneのメンバーとしても活動したことのあるブリストルのマルチプレーヤー、Chris ColeのプロジェクトManyfingersの2006年作の2ndフルアルバム。
今作も1st同様にスパニッシュギター、ピアノ、チェロ、アコーディオン、ヴィヴラフォンなどなど、多彩な楽器を一人で駆使して美しく厳かな室内楽ポストロックを聴かせています。DoshやState River Wideningなどにも通じるフォーキー+リズミカルなテイストから、Savath & Savalasのようなノスタルジックな淡さ、そしてRachel's、Slyvain Chauveaux、Godspeed You Black Emperorなどのやや仄暗くクラシカルなサウンドが溶け合ったような、叙情的なメロディが染みるシネマティックな世界。女性ゲストヴォーカルをフィーチャーしたトラックもはまっており、Hood系のエクスペリメンタル~ポストロック、クラシカルで影のあるしっとりインスト、フォーキーなエレクトロニカがお好きかたなどに幅広くオススメなアルバムに仕上がっています。ボーナスDVDには2005年のブリストルでのライヴを30分とビデオトラックを収録。ライブはバンドスタイルではなく、ドラムや多くの楽器、サンプラーなどの機材に囲まれたChrisがひとりで動き回り音を重ねていくスタイルで、スタジオ盤とそん色の無い完成度の楽曲を生で表現しています。