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UKのGraham RichardsonによるLast Daysの2006年作の1stフルアルバム。
透き通ったまま清らかに伸びていくドリーミーなドローン~アンビエントサウンドに、ピアノやアコギの切なく感傷的なメロディーがなだらかにリピートされていく、シネマティックなアンビエント・エレクトロニカ+ポストロック。物音のようなリズムとクランチ・ノイズなどのアブストラクトなサウンドのなかにも美しいピアノのメロディなどを溶け込ませており、時おり見せる崩した展開のトラックでもドラマティックで美しい世界をつくりあげています。特に難しいことはしていないシンプルなサウンドですが、奥行きのあるメランコリックな揺らめきのなかに胸を打つ泣きのメロウフレーズをしっとりと漂わせて、Bitcrush、Port-Royal、Eluvium、Hammock、Helios、Boats、Epic45、Deaf Centerなどなどに通じる、美しい輝きのあるもの悲しいサウンドを聴かせています。ドローンだけでなく、そこにピアノやギターも入った叙情的なアンビエントサウンドのファンのかたに大スイセンなアルバムです。全14曲54分収録。