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AestheticsからHeftyに移籍してリリースされた、シカゴのL'altraの2005年作の3rdフルアルバム。
AestheticsのオーナーKenとDel Reyでも活動しているEbenのリズム隊が脱退して、LindsayとJosephの男女デュオになって、Telefon Tel AvivのJoshua Eustis とともに制作された今作。確かにエレクトロニクスの比重が過去作に比べると増してはいるのですが、それはサウンドを構成するパーツのひとつでしかなく、甘く、悲しくも美しいL'altraの魅力が詰まったサウンドとうたを変わらず届けてくれました。エレクトロニック・ビートと繊細なエレクトロニクス、そしてムーディーなギター、ピアノ、キーボードなどによるサウンドに、叙情的な美しいメロディをしっとりとつむぎ出すふたりの男女ヴォーカルハーモニー。装飾は施されても過剰にドラマティックになるのではなく、アンニュイなささやきが映えるすき間も残して、スムースにその麗しいサウンドスケープを染み渡らせていきます。全10曲42分収録。