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カナダの人気女性アーティストJulie Doironの通算7枚目となる2007年作のフルアルバム。
前作『Goodnight Nobody』でツアーメンバーも参加したバンドサウンドの曲をメインに聴かせていましたが、今作ではEric's Trip時代の盟友Rick Whiteがプロデュース&演奏全面参加で引き続き前作ラインの力強さももったサウンドを展開。ぽろぽろとつま弾かれるアコギとヴォーカルのみのシンプルなすき間をとったしっとりフォーキーサウンド~緩いドラムとアコギのストロークにややけだる気なうたをのせたフォークロックだけでなく、ゴリゴリのベースとラウドなディストーションギター(!)をフィーチャーしたロック度高めのトラックなども見せています。もちろん彼女ならではの淡くアンニュイな美しさのあるうたが基本ながらも、以前のじんわりとにじんでいくようなミニマルでナイーヴなサウンドよりも、リズムもしっかりと入ったジョイフルな暖かみのあるサウンドにそのうたをのせてやさしい世界をつくりあげています。Joni Mitchel、Cat Power、Tara Jane O'neil、Feistなどのファンのかたにオススメなアルバムです。10曲+1曲の隠しトラックの全11曲30分収録。