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ナッシュヴィルの2人組Hammockの通算3作目となる2006年作のフルアルバム。元々はDarlaからリリースされていましたが、廃盤状態になっていたところ2011年夏に自主レーベルHammock Musicから再リリースされた再発盤になります。Darla盤はジュエルケースでのリリースでしたが、再発盤はデジパックでのリリースとなっています。
前作『The Sleep-Over Series Volume 1』は長尺の催眠アンビエントサウンドに比重をおいたオフショットリリース的な作品でしたが、今作は1st『Kenotic』ラインの優美で壮大なメロディで広がっていくサウンドを再び展開。美しく揺らめくシンセ~流麗なフィードバックのオーロラサウンドと、そのなかで緩やかに響き渡っていくセンチメンタルなギターフレーズ、ピアノ、ストリングス、そして今回も曲によってはエンジェリックなウィスパー女性コーラスやヴォーカルも取り入れて、メランコリックな泣きメロと飛翔感のあるドラマティックなメロディの詰まったサウンドを舞い上がらせています。これまでのHammockのサウンドのファンのかたならもう無条件で間違い無しの、アンビエント・ドローン~ポストロック~スペースロック~シューゲイザーを消化した、美しく儚い揺らめきサウンドに最後まで浸れる1枚です。全18曲75分収録。