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2023年作の前作『Hadsel』以来2年振りのリリースとなる、USのZach CondonによるBeirutの7thフルアルバム。
アコースティック・ギター〜ウクレレ、オルガン〜アコーディオンなどの牧歌的なサウンドに、ブラス〜ストリングスの優雅なクラシック・サウンドや、モジュラー・シンセ〜エレクトロニック・サウンドなども取り入れた多彩なプロダクションで魅せるアコースティック・サウンドと、哀愁を帯びたロマンティックなうたによる、ドラマティックなインディー・ロック〜フォーク・ロック〜バロック・ポップ。本作はスウェーデンのサーカス/舞台芸術団体「Kompani Giraff」からショーの音楽提供を受けたことから制作が始まっており、これまでのBeirut本来のうたとサウンドの魅力は変わらずも、インストのクラシック〜トラディショナルなアコースティック・トラックもアルバム中3分の1程で展開。ヴォーカル入りトラックとインスト・トラックの双方で、創造性と表現力が豊かなサーカスのパフォーマンスと同じように、サウンドとアイディアの多様性も見せているアルバムとなっています。自身のキャリア最大の収録内容のアルバムとなる全18曲57分収録。