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これまで自身のレーベルAuxiliaryをはじめ、Silent Season、A Strangely Isolated Place、Horo、Past Inside The Presentなど様々なレーベルから数多くの作品をリリースしている、USカリフォルニア州のJames ClementsによるASCの2025年最初のリリースとなるフルアルバム。quiet detailsからは今作が初のリリースになります。
大らかに広がるシンフォニックなシンセのドローン、薄いノイズで煙った寄せては返すさざ波のシンセをレイヤードした浮遊感のある壮大なサウンドと、スペーシーな細かな瞬きのエレクトロニクス、緩やかにループされるシンセ〜ギターのアルペジオ、澄んだコーラスやベル〜チャイムの清らかな音色のサウンドによる、幻想的で美しいアンビエント〜ドローン・サウンド。ビート有り無しの両方で様々なタイプのエレクトロニック・ミュージック〜アンビエント作をリリースしていますが、今作は2010年代にSilent Seasonからリリースしていた作品にも近いタイプの、ややダークな陰のある内省的な面から、ドラマティックで美しい開放感へと導いていくような壮大なアンビエント〜ドローン作となっています。これまでのquiet detailsのリリース作と同じく、デジタル版は各曲名も付いた全8曲に分けられていますが、フィジカルのCD盤は曲間が区切られずすべての楽曲をひとつにまとめた全1曲60分での収録になります。見開き6面パネルの紙ジャケットでのリリース。