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Kieran Hebden(Four Tet)、Adem Ilhan(Adem)、Sam Jeffersの3人組Fridgeの6年振りのリリースとなった2007年作のフルアルバム。
トライヴァルなブレイクビーツ~鐘モノなどのパーカッシヴなリズムと、サイケ~アヴァンギャルドなエレクトロニクス、エフェクトなどがエディットワークで散らされた、Four Tetが自身のソロワークでも聴かせているようなカラフルで混沌としたサウンドと、アグレッシヴなドラム、アコギ~クリアなギターフレーズや、切れと勢いのあるギターサウンドなどのジャズ~クラウトロック~プログレあたりにも通じる生音のバンドサウンドをミックスした、オーガニックなブレイクビーツ+ポストロック。前作の『Happiness』はフォーキーなエレクトロニカ作品でしたが、今回はまた90年代後期の頃の元来のポストロック「バンド」としてのサウンドとグルーヴも復活させて、多彩な音が飛び交う実験的な面も見せながらスマートに引き締まったクールなトラックをつくりあげています。