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2023年作の前作『Long Gradus』以来1年振りのリリースとなる、LAを拠点に活動するカナダ人女性アーティストSarah Davachiのフルアルバム。
静寂の中でなだらかに漂い続けるパイプ・オルガン〜シンセ〜メロトロンなどの自身の演奏による幽幻的なドローンと、ゲスト・ミュージシャン達のストリングス、管楽器などのサウンドによるデリケートなミニマル・アンビエント〜ドローン〜エクスペリメンタル・サウンド。本作は『Antiphonals』(2021)、『Two Sisters』(2022)を補完する、「スタジオの環境で生まれる固定された電子音響作品と、ややオープンでゆっくりとしたペースの室内楽作品との間のギャップを埋めようとする試み」による作品とのことで、その2作の流れも汲む静ひつな音響〜ドローンと、クラシック〜バロック音楽〜古典音楽が溶け合う瞑想的な厳かで深遠なサウンドを作り上げているアルバムとなっています。見開き6面パネルの紙ジャケット、CD2枚組でのリリース。