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90年代後期〜00年代半ばに活動していたUSオハイオ州のポスト・ロック・バンドSix Parts Sevenと、2006年に1作アルバムをリリースしている、リーダーでソング・ライターのJoseph Allen Beltramを中心とする同じUSオハイオ州のバンドGoodmorning Valentineのコラボレーション・アルバム。共に2006年以降長らく新たなリリース活動は無いバンドになりますが、本作はまだ両者が活動していた2007年のとある週末の2日間だけで制作・録音されていた音源になるようです。
Six Parts Sevenのラスト・アルバム『Casually Smashed To Pieces』の流れをそのまま汲むような、繊細に紡ぎ出されるしなやかなギター・フレーズ〜アルペジオ、清らかな響きのスライド・ギター〜ラップ・スチール・ギター、ローズ・ピアノ〜シンセなどによる大らかで浮遊感のある幻想的なカントリー〜アメリカーナのようなバンド・サウンドと、乾いたアコースティック・ギター〜Joseph Allen Beltramの哀愁のうたによる、センチメンタルなフォーク・ロック〜インディー・ロック〜ポスト・ロック。フォーキーなうたものトラックが中心ですが、Six Parts Sevenの最後のフル・バンドでの演奏となるインスト・トラックも収録されている、00年代半ばのSuicide Squeezeからリリースしていた時期のSix Parts Sevenのファン〜ポスト・ロック・ファンや、この後のSix Parts SevenのメンバーのMike TolanによるTalons'のファンのかたなどにもオススメな貴重な音源の入ったアルバムです。全10曲収録。LPのみでのリリース。盤は180g重量盤のBlack Vinyl。